スタッフブログ
住宅撮影について
柳屋建設ではお客様の住宅が完成した段階で竣工写真を撮影させて頂いております。
今日は住宅写真で使うカメラについてお話してみたいと思います。
柳屋建設の社員はほぼ全員がデジタルカメラを支給されていて、工事の進捗にあわせて日々撮影をしています。
そういう私もデジタルカメラを持っています。
それがこれ
ニコンのB500でコンパクトカメラの中では少々大きめのカメラです。
これは日々の撮影に使用していてほぼ「オートモード」で撮っています。
というかオートモード・シーンモードしかないカメラです。
このカメラは会社支給
もう1台はニコンの一眼レフでかなり大きくて重いカメラです。
こちらは私個人のもの。
なぜ一眼レフを使うのか?というと『レンズ交換ができるから』なのです。
このレンズは焦点距離10mm-20mmというもので
普通のレンズは24mmとか28mmあたりが標準なので、このレンズだとかなり広い範囲が撮影できるのです。
住宅の撮影は外観の場合は撮影位置が限られ、お客様の家の敷地内から、また条件が良くても向かいの道路からしか撮影できない場合があります。
ですから35mmや50mmなどのレンズでは撮影できる範囲(画角)が狭くて使うことができないのです。
ましてや室内の撮影は外観より撮影位置が限られてしまうのでこの10mmからのレンズが威力を発揮します。
しかし実際に室内の撮影では12mmくらいから使うように心がけています。
10mmは余りにパースペクティブ(遠近感)が強調されて違和感のある写真になってしまうからです。
でも狭い空間、シューズクロークやパントリーなどは10mmを使うこともあります。
15年ほど前に住宅撮影を専門にしているプロカメラマンの講習会に参加したことがあり、今でもそのときに教わった事を守っていることがあります。
1.外観写真は家の中心の高さで撮影する
2.画像には垂直、または水平を入れる
私はこの2点を守って撮影をするようにしています。
1.はカメラを上下も水平にして撮影しないとパースが強くなり違和感が強調されます。
とくにマズイのが微妙に傾けた写真です、傾けるなら傾けた意味が見る人に伝わるようにしないといけません。
なので、外観写真の場合は家の中心の高さ(2階建なら2階の床の高さくらいを目標に)で撮影する。
2.は左右斜めに撮られた写真は違和感を覚えます。
住宅というのは直線の集合体なので水平・垂直が出やすいです。
カメラのレンズというの丸いのですが、写真は四角形です。
どうしても隅の方は歪曲してしまいますが、写真の中央付近に水平・垂直な部分がないと見栄えのする写真にはなりません。
その他一眼レフに搭載されている機能としては「RAWデーター」撮影というのがあります。
専用のソフトを使い、明るさはもちろん色味を調整するなどして見栄えのする写真にすることができます。
私は必ずRAWで撮っています。
難点は専用ソフトが必要なことと、画像データーが重いということです。
以上の点を守るだけで見栄えのする写真が撮れるようになります。
今日はカメラのお話でしたがその他にも住宅撮影で必要な「三種の神器」があります。
またいつか機会があれば書いてみたいと思います。